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第三十三話⑪ ※※※(奏輔視点)

Author: 三木猫
last update publish date: 2026-05-19 09:34:49

「……け…ぃちゃ…」

遠くから声がする。

「…すけおにぃちゃん」

姫さんの声。

賭け、だった…。

姫さんを狙ってたアイツの力を逆に利用するには金山さんに頼むしかなかった。

けれど、真っ暗な闇しかない。

これはやっぱり失敗したのだろうか。

……けどそれならそれで姫さんに会える。ならそれでも…と、そう思ってはみたものの…。

あかん、ね。

こんな状況で姫さんに会ったら、きっと怒られる。

俺は俺が出来る事を全てやりきらないと。それこそお姉達にもしばかれる。

俺は……。

「…奏輔お兄ちゃんっ!」

遠かった声が直ぐ近くで聞こえてハッと目を覚ました。

「立ったまま寝るなんて、奏輔お兄ちゃん。器用だね」

ふふふと笑う姫さんの顔が目の前にあって。ずっとずっと求めていた姫さんの笑顔があって。

思わず手を伸ばした。

「ふみ?」

頭に触れると、姫さんは首を傾げる。

頬に触れると、温かくて…俺が毎日触れていた冷たさとは違うくて。

「ふみみみ?」

姫さんだ…。

目の前の姫さんが、間違いなく姫さんで…。

「奏輔お兄ちゃん。大丈夫?」

姫さんの手が俺の頬に触れて、何かを
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  • 乙女ゲームのヒロインに転生しました。でも私、男性恐怖症なんですけど…。外伝!   外伝小話 年下組ルート編 緑猿は叫ぶ

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  • 乙女ゲームのヒロインに転生しました。でも私、男性恐怖症なんですけど…。外伝!   外伝第一章 御三家ルート 第三十一話 無限ー御三家編ー

    ※ このお話は本編である『乙女ゲームのヒロインに転生しました。でも私、男性恐怖症なんですけど…』の三十話から続くお話です。まだ本編をお読みで無い方はまずは本編からお楽しみください。「姫。この鎖主体のデザインと、薔薇主体のデザイン、どっちが可愛いと思う?」「んー…、私としては薔薇の方が可愛いと思うんだけどー…、遠目から見てどっちが可愛いと思う?大地お兄ちゃん」「鎖デザインのネックレスと、薔薇デザインのブレスレットー。成程。姫ちゃんが一番可愛いー」「俺もそう思う。姫さんが一番可愛い」「確かに。姫が一番可愛いな」「ちょ、ちょっと三人共っ、デザインの話でしょーっ。私は関係ないでしょーっ。

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